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学生・失業中・年金受給者はカードローンの審査に通る?

学生さんや失業中、または年金受給者の方の場合、カードローンの審査を不安に思うことは多いものです。カードローンの審査では個人の仕事や年収についても見られるため、自分で稼いでいないことが不利に感じられます。

学生さんや失業中、年金受給者の方がカードローンでお金を借りることはできるか、また、どうすれば借りやすくなるかを紹介します。学生さんなどはお金が必要になることも多く、失業中や年金暮らしでは収入も限られた状態なので、カードローンの利用ができると安心です。

カードローンの審査の内容と基準

まず最初に、カードローンの審査内容と基準について紹介します。どんな審査が行われており、何に注意すべきかが分かれば、自分の借り入れの可否が予想できるかも知れません。

審査の可否は予想で判断

カードローンの審査は、その内容や基準がそれぞれの会社で違っており、実際に「どうして落ちたのか」「年収がいくらなら借りられるのか」などの詳しい情報は教えてもらえません。

カード会社ではさまざまな見地からその人自身の返済能力を審査して、「この人なら大丈夫だろう」と判断しているため、同じような境遇(属性といいます)の人でも同じ審査結果が出るとも限りません。

しかし、これまで審査に通った人や落ちた人の属性を見ることで、大体のことを予想することはできます。

カードローン審査は、一度に何社も受けると信用情報に俗にいう「申し込みブラック」というキズがつきます。そのため、確実ではないものの、自分の審査結果を大体予想して、落ちそうであれば申し込みを我慢して次のチャンスをじっと待つことも必要なのです。


カードローンは収入のある人が大前提


カードローンの利用が出来るのは、基本的には「収入のある人」です。中には配偶者の収入で審査をしてくれる会社(銀行)もありますが、自分自身に収入があることが望ましいでしょう。

ただし、その収入はアルバイトやパートで得たものでも問題ありません。正社員の他に、派遣社員やアルバイト、パートでも認めているカードローンは多数あります。

一方、不動産収入(家賃を受け取っている)の場合には、基本的に収入に合算はできますが、それだけで審査に通れるかどうかはカードローン会社の判断次第です。収入として審査通過できることもあるようですが、不安定な収入と見なされて落ちることもあります。

カードローンは20歳になってから

カードローンの申し込みの条件で、基本となるのが年齢20歳からというものです。カードローンでは多くの場合が20歳からとなっており、収入の有無関係ナシに年齢でNGとなることが多くなります。

学生専用ローンには18歳からもありますが、高校生は不可です。また、年齢の条件には上限の年齢が設定されている場合もあるため、年金受給者は注意が必要です。


カードローンの種類と審査の特徴


カードローンを取り扱っているところには、消費者金融と銀行があります。それぞれに法の規制や独自の審査条件があり、借りられる人と借りられない人のラインが違っています。


消費者金融


消費者金融のカードローンは、総量規制という貸金業法のルールに則って機能しています。総量規制とは、年収の3分の1より多くの金額を貸し付けてはいけないというルールです。貸金業者に当たる消費者金融は、このルールを破るわけにはいかないため、収入のない人には貸付を行うことができません。


銀行カードローン


銀行カードローンは、貸金業法ではなく銀行法に則っています。そのため、総量規制の適用はありません。しかし、一般的に銀行カードローンの審査は厳しいといわれており、総量規制がなくても年収の3分の1以上借りられるとは限りません。

銀行でも消費者金融でも、その人が返せる見込みのある金額を超えて貸付をしてくれることはありません。

ただし、銀行では総量規制という壁がないため、収入のない人でも(法的には)貸付ができるということになります。実際に専業主婦など、自分の収入のない人でも申し込みできる銀行カードローンがあります。

カードローン審査に通りやすいのは誰?

カードローン審査が難しそうな属性の人の中でも、比較的通りやすい人もいます。それぞれの属性の通りやすさと、その中でも通りやすくなる条件を紹介します。


学生さんの場合


学生さんの場合には、親の収入や仕送りなどの収入が見込めるため、申し込みが出来るカードローンはいくつかあるようです。

ただし、総量規制のある消費者金融は不可となり、銀行カードローンを利用することになります。少額の収入でもアルバイトやパートをしている学生であれば、消費者金融の利用も可能です。ただし、全体的に限度額は10万円以下など少額となります。


失業中の場合


配偶者が働いていない場合には、失業者のカードローン利用は厳しいといえます。給料以外の不動産収入や配当、資産などを持っているか、保証人つきのローンなどの利用であれば、チャンスはあるかも知れません。


年金受給者


年金受給者の場合、収入が年金だけの人は審査通過は難しくなります。一部の銀行では年金のみでも可能となっていますが、基本的には老後の唯一の収入源となる年金を担保にお金を借りることはできません。


カードローン審査に通りやすくするには?


カードローン審査に通りにくい属性の人が借り入れしやすくするための方法を紹介します。基本的には別の収入源を得ることが一番ですが、それがムリでも方法はあります。


アルバイトかパートをやってみましょう


まず最初にやっておきたいのは、アルバイトやパートで自分の収入を得ることです。カードローンでは正社員以外でも申し込みできるものはありますし、正社員としての就業が難しい人でもアルバイトやパートであれば働きやすくなります。短時間労働で少ない収入でも安定した収入に当てはまり、学生や高齢の方でも出来る範囲で働けます。


通りやすいカードローン業者を探しましょう


通りやすいカードローン業者を探すのも1つの手段です。中小の業者や保証人を立てれば借り入れOKのローン、ネット銀行などは柔軟な審査が見込めます。

就職が内定した大学生には、専用のローンが利用できる銀行もあります。ただし、消費者金融では収入ゼロで借り入れすることはできないので、アルバイトやパートなどの収入源は必須です。


クレジットカードのキャッシング枠を使ってみましょう


クレジットカードを持っている場合には、そのキャッシング枠を利用することで借り入れができる可能性があります。キャッシング枠を使うことで、カードローンと同じようにATMなどから借り入れを行うことができます。

ただし、キャッシング枠はクレカの限度枠のほんの一部で、一般的には少額です。また、これから申し込む場合には、カードローン同様に審査で落ちる可能性もあります。

カードローン審査に通らなくても「絶対にNG!」なこと

カードローン審査に通らないけどお金が必要・・・という状況になると、藁にもすがる思いでNG行為をしてしまうこともあります。NG行為は信用を失うこともありますし、中には危険なこともあるので注意が必要です。


審査で嘘の申告をする


審査での嘘の申告は、必ずバレると考えておきましょう。そして、バレたら信用を失い、より借り入れしにくくなる可能性があります。嘘をつかなくても借り入れしやすい状況を自分で作るしかありません。


無登録の業者を利用する


消費者金融なのに、無収入で配偶者の収入もないのに借り入れできる、審査なしで借り入れできる・・・といった旨すぎる話には注意が必要です。そういったうたい文句を見せる業者は無登録の悪徳業者の可能性があります。借りる時は楽でも、金利が高すぎたり、後でトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

親や配偶者などのカードを拝借する

自分でカードローンを申し込めないからといって、他人のカードを使ったり他人名義で申し込んだりすることは絶対にやってはいけません。親や配偶者などの家族間でもカードの貸し借りは禁止されています。


学生・失業中・年金受給者のカードローン審査「まとめ」


カードローンの審査が厳しいとされる学生さんや失業中、年人受給者の方も、種類を選んだり、多少の収入を得ることで審査に通りやすくなります。

正社員などと比較すると難しいことは確かですが、不可能ではないので自分でチャンスを探してみましょう。ただし、危ない業者を使ったり禁止行為を行うことは絶対に避けるべきです。

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