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農協でお金を借りるには?

農家の方には馴染みのある農協ですが、一般の人でもお金を借りられることをご存知でしょうか。

自営業や兼業農家の方ではなくても、住宅ローンやマイカーローンというように、一般的な金融機関と同じようにローン商品が準備されています。

ここでは農協でお金を借りることを検討している方向けに、他の金融機関との比較や審査を受ける時のポイントについて解説させていただきます。

農協を利用できるのはどんな人?

農協はもともと農業を仕事にしている人たちが集まって作った組合のようなものですが、現在は農業以外の仕事をしている人に対してもサービスを行っています。

もっとも大きいものがJAバンクという形で行なっているローンサービスです。

JAバンクというのはごく簡単にいうと農協が出資者になってやっている銀行のことで、三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行といった普通の銀行と同じように預金(貯金)したり、お金が必要な人に貸付を行ったりしています。

農業以外の仕事をしている人が農協に関わるケースとしてはこの銀行としての農協(JAバンク)の窓口に行くのが普通です。

農協ではどんなローン商品がある?

農協が貸付業務を行なっているJAバンクでは、通常の銀行と同様にさまざまなローン商品を展開しています。
JAバンクの扱うサービスは、貯金や国債、投資信託、各種ローンなど、銀行に準じた内容です。給与や年金受取、JAネットバンクといった便利なサービスの扱いも見られます。

引用先:農協(JAバンク)でお金借りる!カードローンの特徴

代表的なものでいうと住宅ローンやマイカーローン、教育ローンがありますが、それ以外にもリフォームのための資金を借りたい時のリフォームローン、特にお金の使い道を設定しなくてもお金を借りられるカードローン(JAネットローン)があります。

カードローンについては、インターネットから24時間申し込みをすることができます。

保証人などの担保が必要ない無担保ローンですが、保証機関(三菱UFJニコス)に対して保証料を支払う必要があります。

農協の融資申し込み手続き

農協のローンを利用する場合、インターネットからの申し込みのほか、窓口で直接申し込む方法があります。

必要な書類は運転免許証やパスポートなどの本人確認書類のほか、いくらぐらいの年収を得ているのかを証明する書類が必要になります。

年収の確認書類としてはサラリーマンやアルバイトの方は年に1度勤務先から受け取る源泉徴収票、あるいは住民税の決定通知書が必要になります。

自営業者の方が農協からお金を借りる場合には、確定申告書類または納税証明書を持参するようにしましょう。

カードローンの金利はいくらぐらい?

JAバンクのカードローン貸付金利は地域によって異なります(住んでいる地域によって利用できる支店が異なります)

例えば、東京都品川区に住んでいる人の場合はJA東京中央を利用することになりますが、この場合の貸付金利は年利4.5~12%となっています。

その他、例えば兵庫県に住んでいる人が利用できるJA兵庫六甲の場合はカードローンの貸付金利は年7.625%~10.425%です。

ご自分の住んでいる地域の郵便番号から窓口になる支店と貸付金利を確認することができますから、公式サイトからチェックしてみると良いですよ。

貸付の上限額は?

貸付の上限額については一応10万円~500万円(10万円単位)となっていますが、実際の借入金額は審査で決まります。

勤めている会社の規模や勤続年数、他の金融機関で借りているローン残高から借入上限額は判断されます。

例えば年収300万円ぐらいの人であれば、他社の借入がなければ100万円程度の金額が相場となるでしょう。

農協以外に利用できる選択肢は?

金融機関からお金を借りたいというときに、第一候補として農協を考える、という人は少数派だと思います(農業に従事している人であればまず農協、という方もおられるかもしれませんが)

農協以外にお金を借りられる選択肢としては、次のようなところがありますので、検討してみると良いでしょう(特に即日融資を希望する場合には農協は適さない可能性が高いです)

①公的金融機関
②民間の金融機関(銀行)
③消費者金融

以下、順番に特徴などを説明させていただきます。

①公的金融機関

公的金融機関というのは政府が運営に関わっている金融機関のことです。

自営業者が利用することの多い公的金融機関としては日本政策金融公庫と保証協会の融資が考えられます。

これらの公的金融機関では民間の金融機関と比較すると格安の金利で融資を受けられますから、事業をされている方であれば第一に検討するべき選択肢と言えます。

ただし、公的金融機関の融資には数週間~1ヶ月間程度の審査期間が必要になるほか、一定以上の自己資金(つまり貯金などの自分のお金)がないと審査落ちとなってしまう可能性が高いです。

事業計画書なども作成して提出する必要がありますから、実際にお金が必要になるまでに時間的な余裕があるという事業者の方向けの金融機関と言えるでしょう。

②民間の金融機関(銀行)

ここでいう民間の金融機関というのは三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行といった名前をCMなどでよく聞く銀行のことですね。

この銀行に関しては、利用する人の職業によって利用できる窓口が異なります(住宅ローンなどの用途を限定しない借入の場合)

サラリーマンやアルバイトの人であれば、無担保のカードローンなどを利用することになります。

銀行のカードローンは少し前までは融資実行までに数週間程度が必要でしたが、最近では即日融資(申し込みから24時間以内の着金)にも対応しています。

即日融資が可能な銀行カードローンとしては、三菱東京UFJ銀行のバンクイックや三井住友銀行カードローンなどが有名ですね。

一方で、自営業者の方の場合はこれら大手の銀行では融資を受け付けてもらえない可能性が高いです。

自営業者の方が民間の金融機関(銀行)からの融資を検討するのであれば、信用金庫や地方銀行、信用組合といった中小企業向けの融資商品を展開している金融機関を選択するのが一般的です。

③消費者金融

銀行での融資を断られてしまった方は、アコムやアイフルといった消費者金融を利用することも検討しましょう。

消費者金融の特徴としては融資審査のスピードがとても早いことです(基本的に24時間以内の即日融資に対応しています)

一方で、銀行カードローンに比べると金利が高く設定されることが多いのには注意しておきましょう。

消費者金融の場合の貸付金利は借入額10万円~100万円の場合の上限金利である18%であることがほとんどです(実際の金利がいくらになるかは審査によります)

ただし、借り入れから1ヶ月以内であれば無利息となるキャンペーン等が利用できることもあります。

農協でお金を借りる「まとめ」

以上、農協でお金を借りる場合の注意点やポイントや、農協以外で利用できる金融機関の選択肢について解説させていただきました。

農協(JAバンク)では農業従事者以外の方であってもローン利用ができるようになっていますが、審査手続きにやや時間がかかってしまうのが難点ですね。

今月末までにどうしても10万円必要!といったように、少額の資金をできるだけ早く準備したいという方であれば、銀行や消費者金融のカードローンが良いかもしれません。

これらは金利の負担がやや大きくなりますが、1ヶ月~6ヶ月程度の期間で借りたお金を完済できるのであれば利息の負担も最低限ですみます。

急ぎの方や、めんどうな審査を省きたいという方はカードローンなどのより手軽な方法を選択することも検討してみると良いかもしれませんね。

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